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ミニマリスト / 暮らし

ミニマリズムとほっこりを追求した心地よい空間

ノルウェー語、デンマーク語の「Hygge」(ヒュッゲ)という言葉は英語でも使われていて、「満足感や幸福感を伴う心地よさ、 快適さ」のことを表す。

IKEAに始まる「北欧スタイル」の暮らしが注目され人気なのは、あまり天候に恵まれていない北欧の人々が、長く過ごす家という空間を、いかに快適に心地よく過ごせるか、Hygge(ヒュッゲ)を追求してきた歴史があるからだ。

そこで今回は、ミニマリズムとHygge(ヒュッゲ)を追求した、心地よい生活空間作りのヒントを、 スコットランド在住のJen Brownlieさんのブログ「The sustainable edit」からご紹介する。


「cozy minimalist」と彼女は自分自身のことを呼んでいる。(cozy=居心地の良い、くつろいだ、親しみやすい)

私もこのCozyという言葉は好きで、生活空間のCozyさもそうだが、人間関係においても、仕事においても、このリラックスしたCozyさを大切にしている。

私はミニマリズムの考え方は大好きだ。

  • 大切なものに囲まれた生活
  • 生活に価値をもたらさない所有物を手放して、大切なものが常に身近に感じられる空間をつくる
  • 私の生活には価値をもたらさないものでも、他の誰かの生活に価値をもたらすものは積極的に手放す
  • 時間の短縮(捜し物や掃除の時間、洋服選びなどの時間)

まだまだ色々あるが、ミニマリズムという考えと出会って、より私の目指す「Cozy」な生活空間、人間関係や仕事に対する姿勢を築けている。

そんな私は、Youtueやブログなどのミニマリストの方の、ほぼ物がない空っぽに見える生活空間というものに、寂しさや冷たさを感じる。

これは私が、高校を卒業して両親の元を離れて、初めて一人暮らしを始めた時、なにもないアパートに入居して、一人で寝て起きた時の寂しさを思い出させるからかもしれない。

理想の生活空間を作る過程でこの空っぽの状態の生活空間にすることはあるかもしれないが、私のミニマリズムはそこがゴールではない。

そこから、自分がCozyだと思える空間を作り上げる、それが目的なのだ。

それでは、ミニマリズムとほっこりを追求した心地よい空間のヒントを見ていこう。

照明を楽しむ

ランプやキャンドルで光を操り、より心地よい空間作りをしよう。
夜は特に、大きな照明でお部屋全体を明るく照らすよりも、小さな、温かい光の照明を部屋にいくつか設置して、夜の過ごし方によってその照明の使い方を変えてみよう。

お気にいりのほっこりスペースを作る

ソファの上、もしくは窓際やお部屋の隅など、居心地の良いスペースを作ること。そこでは疲れた体を癒やし、自分の好きなことができるスペースとして、家での生活の中でOn とOffをもたらしてくれる。

季節感を楽しむ

日本には季節を祝う文化的習慣がある。お正月、桃の節句、七夕、お月見など。

こういった季節の移り変わりを実感し、意識して生活することは、日々の時間を大切にすることにもなる。

そういった季節感を楽しめるスペースも家にあると良い。

自然の温もりを取り入れる

季節感を楽しむことにもリンクするが、季節ごとの花を飾ったり、植物が家にあることで、自然の温もりに包まれた空間となる。

ブランケットとクッション

ソファを持っている方は是非、そこにブランケットとクッションを置いてみよう。
それだけで、ソファがより身を預けたくなる心地よい空間になる。

もしブランケットがソファにかかっているのが見た目的に嫌な場合には、ソファ横にかごバスケットを置いて、底の中にブランケットを置こう。

異なる生地・手触りのものを置く

ウール製のブランケット、麻のクッションカバー、革製品、木材、陶器など、自然とリンクする素材の物を選ぼう。そうすることでものからの「温かみ」を感じることができる。

ステンレスやグラス製のテーブルより、木製テーブルの方が手触りも良く、ぬくもりも感じられる。

家族、友人との時間を楽しめるものは手放さない

家族みんなで食事を楽しむためのダイニングテーブル、娯楽を楽しむゲーム、友達が来た際に心地よく一緒の時間を楽しめるソファやカーペットなど、そういったものはHygge(ヒュッゲ)の「満足感や幸福感を伴う心地よさ、 快適さ」の大切な要素であるので、ミニマリズムといってもそういう物を手放す絶対的な必要性はない。


以上となりますが、ここで一つ付け加えて説明したい。
落合陽一さんが西洋思想と東洋思想の違いについて話しているのを聞いたことがあるが、このようなHyggeな暮らしの空間づくりは、文化・経済的背景で日本ではあまり求められるものではないかもしれない。

日本人は世界でもよく知られるように、ハードワーカーだ。

仕事が19時終わればラッキー。その後家に帰ってご飯・お風呂を終えて、自分の好きなことに時間を少し使ってから寝る。そして翌日また仕事…

こういうサイクルであるため、生活空間には、機能性を重視するようになっている。

そのため、掃除の時間が減る、物を探す時間が減る、というミニマリズムが合う背景がある。

私はドイツに住んでいるのだが、ここは勤務時間はフレキシブルで、朝の6時から仕事をして、子供の迎えの時間に間に合うように退社する人もいる。

私も朝8時30分から仕事をして、17時前には家に帰る生活だ。

そうすると、家という空間は、いかに心地よく仕事の後から寝るまでの時間を過ごせるかが重要になってくる。

そのため、料理を楽しむ調理器具、食事をゆっくり楽しむ事のできるテーブル・椅子、そしてゆっくり腰をかけてキャンドルをつけ、大好きな紅茶などを飲みながら本を読む空間も、私の生活には価値のあるものなのだ。

そういった意味でこのミニマリスト✕Hyggeがどこまで日本の中で浸透するかわからないが、こういうミニマリズムのスタイルもあるということを是非知ってもらいたい。

これは、「建造物である家House」を「暮らしの家Home」(not house but home)にするためのミニマリズムについてなのである。

Source : http://www.thesustainableedit.com/cosy-minimalism/

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