私と同じく、ミニマリズムを始められたばかりの、ミニマリズム初心者の皆様にお送りする、ミニマリズム初心者がぶつかる壁とその乗り越え方についてまとめました。
私自身、実際にミニマリズムを取り入れる前に、本を読んだりインターネットで検索して、準備万端でミニマリズムを実践したと思ったのですが…
いくつかの壁ににぶち当たっています。
皆さんも是非、こういう壁があるということ、そしてそれはみんなが通る道なのでそこで絶望的になって諦めないことを理解していただけたら幸いです。
では、見ていきましょう。
①断捨離をどこから始めたらいいのかわからない
何かの番組でこんまりさんが、「洋服から始めたほうがいい」とおっしゃっていたと思うのですが、私の場合は洋服が一番手が付けにくい場所でした。
というのも、女の子であるがゆえに、洋服を手放す・手放さないの作業には大きな気力が必要となり、そう簡単には始められません。
そんな実体験をもとに私が思うのは、まずは一番片付けやすそうな場所から始めること。
自分の中で手放しやすいだろうものが集まっているスペースがいいと思います。
最初は少しづつでも簡単に取り掛かれるスペースから始めることで、小さな成功体験が重なり、自信にもなって、断捨離の楽しさを感じることができます。
そして物を手放すことで生活がスムーズになったと実感できるプロセスがあれば、気力のいるこだわりのあるものの断捨離にも挑戦しやすくなります。
②一人暮らしではない場合、同居している家族やパートナーに理解してもらうこと
同居している家族やパートナーには、ミニマリズムについて、そしてミニマルな生活を目指していることをもちろん伝えるべきですが、その考え方がどれだけ素晴らしいかなどを熱心に伝えることはしないほうがいいでしょう。
あなたが取り組んでいることは、あなたの価値観で良いと思ったことであって、それを他の人が良いと思うかどうかは、人それぞれ異なります。
あなたの考えを伝えて、ミニマリズムを実践しているあなたの姿を見せて、そののちにあなたが生き生きとして生活していたら、同居の家族やパートナーも興味を示してくれるかもしれません。
考え方の押しつけは、理解から遠ざかってしまいます。
そしてもう一つ重要なことは、同居の家族やパートナーの私物には絶対に手を出さないことです。
先日、奥様がミニマリズムを実践しているご夫婦と、ドイツのミニマリズムの会でお会いしたことがありますが、旦那様はミニマリズムを理解はしているが、実践しておらず、奥様も旦那様に強制はしないという姿勢でした。
しかし、あんなに大好きだった洋服たちを手放す奥様をみて、旦那様もミニマリズムに少しづつ興味が沸いて、夫婦揃ってミニマリズムの会に参加することにしたそうです。
③高価なものや貰い物のプレゼントを手放す難しさに直面
高価なものは、市場価格がいくら高かったとしても、それを購入した瞬間に、その物自体の価値は市場価格で測るのではなく、「あなたの生活・人生にどれだけ多くの価値をもたらしているかどうか」が重要となります。
もし生活の中でそれを使っていないのであれば、他の人に譲るか、もしくは売りましょう。
そして貰い物のプレゼント。私もこれは手放しにくいものの一つです。
手放しにくいプレゼントたちは、無理して手放さなくていいのです。
もし手放す体験をしてみたい場合には、「仮」手放しボックスに入れて日常生活で目に入らない場所において、数カ月生活をしてみてください。
もし数カ月後、そのボックスの存在自体も忘れてしまったのであれば、手放すことをもう一度考えてみてください。
他の人に譲って、その人の生活に価値を与えることができるのであれば、使っていないものは積極的に手放すべきですね。
そしてプレゼントを手放すということは、送ってくれた人からの気持ちや自分の感謝の気持ちは捨てるわけではありません。
プレゼントをあげたことのある人はわかるかと思いますが、相手にプレゼントをするまでの、相手の喜ぶ顔を考えて過ごす幸せな時間と、プレゼントをあげて相手の嬉しそうな顔を見れた時の幸せの瞬間が、プレゼントというものの価値なのではと、私は考えています。
④ミニマリズムとは、お部屋がホテルのようにきれいになることではないと気付いた時
ミニマリズムは物の数ではなく、何が自分にとって大切なものであるかを理解することであることに、ミニマリズムを調べていくとたどり着くかと思います。
その「自分にとって大切なもの」の形は人それぞれです。
だからこそ、もし、「ミニマリズムを実践すれば、お部屋がまるでホテルの様にすっきりきれいになる。」というイメージでミニマルライフを目指し始めた方は、ある意味びっくり、そして少しがっかりしてしまうかと思います。
しかし、本当に大切なものを理解して、それを大切にできる生活の形を作ることが、ホテルのような部屋に住むよりも大事であることに間違いはないですね。
⑤いつか使うかもしれない、が頭から離れない
ミニマリストの佐々木典士さんもおっしゃっていますが、人は断捨離・物を手放そうとする時、とてもクリエイティブになるのです。
穴の空いた靴下に関しても、
「足首ウォーマーや手首ウォーマーとして使えるかもしれない」
などと、足首ウォーマーや手首ウォーマーをすごい必要としているわけでもないのに、クリエイティブになにか別の使い道を考えては、新しい使い方を発見できたことで、なんだかお得な気分になってしまうのです。
今の世の中、ものを手放したとしても、再度それと同じ物を手に入れることはそう難しくはありません。
いつか使うかもというものを手放せない場合には、いつか使うかもボックス(仮捨てボックス)に入れて、数ヶ月、本当にいつか使う日がくるのか、見てみてください。
数ヶ月経っても日の目を見ないものたちは、誰か必要としている人にあげたり、売ったりしましょう。
⑥売りに出したいが、売り手がなかなか見つからない
売りに出したいものが溜まって部屋の一角が山のようになることもあります。
せっかく手放す覚悟ができたのに、買ってくれる人がいない…
そういった場合には、破格だと思っても、安い値段で売りに出しましょう。
それか寄付をするのがいいでしょう。
手放す決意をしたのに、ずっと家の中にそれらが居続ける時間とそのスペースはとても勿体ないですし、それらを気にして日々を過ごしていることは、気づかないうちに集中力を奪われてしまっていることになります。
⑦子供にミニマリズムを教えること
子どもたちにとって、成長の途中でミニマリズムを教え込むことはとても難しいことです。
小さい頃からおもちゃの数が少なかったり、新しいおもちゃが欲しかったら、持っているおもちゃを一つ手放さなければいけない、などというルールの中で育っていればミニマリズムを理解しやすいかと思いますが、成長の途中で急におもちゃを減らすというのは、とても難しいことになります。
是非こちらの記事を参考にしてして、子供と楽しくミニマリズムを実践してください。
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