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ミニマリズム

モチベーションが上がる 4つのミニマリズムTED Talk動画

TED Talksを皆さんはご存知だろうか。

世界の著名人が「ideas worth spreading (広める価値のあるアイデア)」の理念のもと、素晴らしいスピーチの場を作り・配信しているコミュニティーである。

TED Talksのスピーチはとても心に響き、気持ちを鼓舞し、モチベーションを上げてくれる。

だから寝る前に見るのは厳禁。
アドレナリンが出て寝付きが悪くなる。(体を張って検証済み)

そんなモチベーションを上げてくれる素晴らしいスピーチ動画、
ミニマリズムに関するものがあれば、見ないという選択肢はないだろう。

これから紹介する4つのスピーチは、
どういう始めればいいのかわからないミニマリスト初心者向けの説明のみならず、
既にミニマリズムを生活に取り入れていて、次のステージを目指している方にとっても役立つ内容。

日本語字幕付きのミニマリズムについてのTED Talkを集めたので、字幕で日本語を設定して御覧頂きたい。
字幕が早くて読みきれない場合には、再生速度を少し落とすことをおすすめする。

それぞれの動画の概要スピーチのポイントについてもまとめたので、
忙しい方はそれだけをまず読むのも良い。
しかしモチベーションが上がるTEDxの素晴らしいスピーチは、是非動画で御覧いただきたい。

1 – Getting Rid Of 1000 Things – Liz Wright

Liz Wrightはまったく「普通」の生活を送る女性。
1980年代生まれ、そして戦後特有の価値観を親や祖母・祖父からモロに受け継いだ世代。
消費主義社会で育った子供時代を振り返り、
ケロッグコーンのおまけを自転車にくっつけたり。
というところが外国らしい。
同じ世代くらいの私でいうと「ビックリマンチョコシールをかばんに貼り付けた」といったところだろうか。

物は大切に。使うその時までとっておく。1円1千も無駄にするな。物は大事に、いつかなくなるかもしれないから。

これらが彼女の中に普通に刷り込まれていた。

彼女は言う:

今まで私は、仕事やパートナー、結婚のこととか将来の家はどうしようとか、そういう大きなことばかりを気にして考えていました。
だから日常生活の中で何を家の中に持ち込んで、何を家の外に持ち出すか、それらの日々の小さな決断が私の幸福度にどう影響するのかを考えていませんでした。
そこで私は、1,000個の物を手放すというプロジェクトをはじめました。

この「1,000個の物を手放すプロジェクト」で面白いと思ったアイデアを取り上げる。

ハンガーチャレンジ

クローゼットの中の洋服をすべて逆向きでハンガーで吊るす。
着用した服のハンガーは元の向きに戻してよい。
数ヶ月後クローゼットを見ると、着用していない服がひと目で区別できる。
「痩せたら着よう
これに合うボトムスやアクセサリーを見つけたら着よう

そう思っていたものはすべて手放した。

ボックスチャレンジ

棚、引き出しの中にある全ての物を一つのボックスに全て入れて、
数週間生活をする。
使ったものだけその箱から取り出して、元々あった場所に戻す。
数週間後、まだそのボックスに入っているものは、
「もう必要ないもの」として手放す。

これらのTo Doリストを通して1000個の物を手放すプロジェクトに成功した彼女がこういった。

①物を捨てずにとっておくよりも、
それを必要としてくれる人にあげるほうが、
その物自体の存在が記憶に残る。
ただ単にそれを引き出しの奥においておくことは、
その物の存在すら忘れることのほうが多い。
しかし必要としている人にあげると、その物の存在が記憶に残る

②お金を使ったらそれまで。
買った物はただの「モノ」
金銭的な価値でみるのではなく、
生活の中での使い道や機能面で価値をみるようにする。

更にこう続ける。

買う・修理する・保管すると言った行為は
時間やお金、体力といった、
誰もが「足りない」という貴重な資源を費やすことになる。
物を手放すと、他のことをする時間が増えたと感じたり
気軽に友人を家に呼べるようになったという。
以前は片付けをどうしようとストレスをためていたが、
今はまったくそのストレスも切迫感もない。

2 – The Art Of Letting Go – The Minimalists

The Minimalistesのオーナー、ジョシュアによるスピーチ。
さすがアメリカ人、というくらい、彼はアメリカン・ドリームの名にふさわしい暮らしぶりをしていた。
そんな彼がミニマリズムにたどり着いたきっかけについてのスピーチ。

お部屋が何個もある家に住み、高級車も持っているいわゆる成功人。

そんな中、彼の最愛の母がなくなり、遺品の整理に彼女の家を訪れ、母親の思い出だからと、郊外に大きな倉庫を借り、そこに彼女の所有物を全てをしまい込もうとした。

そんな中、テープでしっかりと封がされた、とても古い4つのダンボールを見つけた。中身はスピーチをしている本人、彼女の息子ジョシュアが小学校時代に学校で使ったプリント類だった。

20年以上も密封されていたそれは、彼の母親が「思い出だから」と保管していたもの。彼自身がそのプリントでも、その箱の中にいるわけではないのに、母親が箱にしまって未開封のままとっておいたことに違和感を覚えて、そして彼は気づいた。

思い出は物の中には存在していない。思い出は、私達の内面にあるもの。

そしてその時、自分が母親とまったく同じことをしようとしていたことに気がついた。南京錠付きの大きな箱に、母の思い出の品を詰め込む用意をしていたのだ。

大きな箱に詰め込まれた物たちはなんの価値もない、永久に保管されるだけのものになってしまおうとしていた。

そこで彼は、遺品を、母親の友人や地域の人達に譲ったり寄付をした。売ったものもある。

そこで真の価値について学んだ。

倉庫に保管されていたらその物たちの価値は全くなくなってしまうが、
手放すことで、他人の生活に価値を加えることができると。

その気づきを経て、彼はミニマリストとしての活動を始めた。

彼の言葉で印象的だったもの。

「ミニマリストにとっては、持ち物すべてが役目をこなし、喜びをもたらします。」

”Love people, use things.” 愛すべきは(物でなくて)人、使うべきは物

3 – A Rich Life With Less Stuff – The Minimalists

先程のスピーチ、ジョシュアに替わって今度はライアンの物語。

彼もジョシュア同様、アメリカンドリームと言われる派手な生活を送っていた。

しかし彼は、外から見ると最高に幸せそうな成功者に見えるが、
中身はボロボロだったという。
ぽっかりと穴が空いていて、それをもので満たそうと消費に走るが、
穴は広がっていく一方。

そして一番悪かったのは、人生に停滞感を感じていたこと。
他人に貢献せず、自分も成長していなかった。

そんな時に、母親をなくし、同じ月に離婚までしたいた ジョシュアがとても幸せそうに見えて、
なぜそんなことがあったのにそんなに幸せそうなのか、と聞いた。

そこでジョシュアからミニマリズムについて話を聞き、
「これだ」と思ってすぐに取り掛かった。

彼が行ったのは「Packing party」、訳して梱包パーティー。

すべての物を箱にいれて、必要なものだけを取り出す、というシンプルな方法。

それぞれの箱にラベリング(キッチン用品・リビング・寝室・洋服・ガラクタなど)をして、それから21日間、必要なものだけをそこから取り出して生活をした。

3週間後、80%以上は箱の中にいるまま。

それら全てを不要として、手放してから、彼は本当に大切なことに集中できるようになったという。
健康や交友関係。成長や貢献。

先程の動画同様、二人のクスっと笑える演出も良い。

4 – Minimalism For A More Full Life – Grant Blakeman

ミニマリズムを暮らしの中の「行動選択」に当てはめたスピーチ。

私達の現代生活の中には、
恵まれていることにたくさんの選択がある。

スポーツをしようと思ったら、大抵のスポーツはできる。
暇つぶしならゲーム、SNS、テレビ、Youtube、映画、カラオケなど。

私達の一日の生活の中では、様々な選択肢が突きつけられる。

しかし選択がありすぎて日々の暮らしの中で混乱し、
大切なことが見えなくなる。

だからこそ、生活の中の「余白」は大切にするべき。という内容のもの。

Source : https://projecthotmess.com “9 TED Talks About Minimalism That Will Spark Your Decluttering Desire

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